「・・・まさか、というのもいささか失礼だとは思うのだが」
苦笑いを落として、友雅は杯を口に運ぶ。
頼久は杯を持つ手を膝に置いたまま、ただ月を仰いでいる。
　
確かに共にいる場面をよく目にはしていたが、奥手で有名な相手と、いささか油断したのかも知れない。
「まさか、永泉さまにしてやられるとは・・・」
口中の苦い酒を友雅は自嘲と共に飲み下した。
　

ウチのあかねちゃんに決戦に連れて行ってもらえなかった、友さまと頼久さんのヤケザケ風景です（笑。
この時はこの二人と永泉さまが決戦にいける候補者だったのです。
特に友さまは初めからずーーーっと一緒に歩いていたので、ウチのあかねちゃんが永泉さまを選んだ時にはきっと陰でヤケザケ飲んでたはず（笑。
　
　
　
この絵は前回キリリク（何番だっけ･笑）で頂いた「友雅さん＆頼久さん」というお題で描きました。
リクエストを下さった笙さん、いらんSS付いていてすみません（笑。こんな二人はいかがでしょう？